京焼・清水焼/並川昌夫
洛描工房小手鞠・小手鞠窯
陶磁器、ガラス製品に上絵付を描く絵付師をしています。
清水焼の特徴の一つである色絵技術を用いた作品を製作。
茶道具や食器類など成形された素地に上絵を施すこともあれば、自ら形をデザインし、成形を依頼して、オリジナルの素地に絵付けをすることも多くあります。草花や季節物、縁起物などオールマイティに得意とし、花鳥画や吉祥紋、金彩など多様な伝統技法を施し、高級志向と装飾性の高さを持った色絵技術を継承しつつ、斬新なデザインの作品を製作しています。
一つの作風にこだわるのではなく、かわいいタッチからリアルなものまで幅広く多種多様な作風で描き、(お客様の依頼に100%答える。120%満足してもらえる。)をモットーに製作に励んでいます。
全国百貨店にて、茶道具、食器、ガラス絵付け品などを展開。
老舗企業とのコラボ商品も多数手がける。
<略歴>
1974年 京都に生まれる
1996年 京都府立陶工高等技術専門校 図案科 卒業
二代目加藤如水氏に師事「如水陶画苑」入社
第38回色絵陶芸展 新人賞 受賞
1999年 第41回色絵陶芸展 京都新聞社賞 受賞
2002年 第24回京焼・清水焼展 京都府知事賞 受賞
2003年 小毬と共に「洛描工房小手鞠・小手鞠窯」設立
第25回京焼・清水焼展 京都新聞社賞、たち吉祇園祭賞 W受賞
第45回色絵陶芸展 グランプリ 受賞
2004年 第26回京焼・清水焼展 宇治市観光協会会長賞 受賞
第46回色絵陶芸展 京都商工会議所会頭賞 受賞
2005年 第27回京焼・清水焼展 伝統的工芸品産業振興協会会長賞 受賞
第47回色絵陶芸展 奨励賞 受賞
「如水陶画苑」退社
2007年 京もの認定工芸士(京焼・清水焼)に認定
2017年 京都府クラフト・コンペティション 審査員奨励賞 受賞