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​京友禅/古橋敏史
古橋染工

京友禅 古橋敏史

着物はいくつもの工程を経て作られますが、私は「引染め(ひきぞめ)」という、主に着物や帯の地色を染める工程をしています。 引き染めとは、一反の生地を柱と柱の間に引っ張り、宙吊り状態で刷毛を使って染めていく技法です。 白生地をムラ無く端から端まで一定に染めたり、濃い色から段々薄くなるように表現したりする「ぼかし」をしています。 ぼかしとは、生地に霧をふきつけて、その上に染料で染めることでグ ラデーションを生み出す技法です。 ぼかしの種類によっては、一度塗っただけでは生地に 染料が浸透しないので重ね塗りが必要。 同じ個所を塗り重ねながら、ムラなく染める、一定にぼかすのが職人の 腕の 見せ所です。 ぼかしには「巻きぼかし」「柄中ぼかし」「カスミぼかし」など、さまざまな種類があります が、私はどのぼかしにも対応する技術を習得しています。 また当工房では4丈(振袖)の通しモノや、風呂敷、ショール等の広幅にも対応しております。

<略歴>

1976年   京都市生まれ

2003年  古橋染工入社

2015年   京もの認定工芸士(京友禅)認定

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