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西陣織(爪掻本綴織)/中尾友美
大学で絵画を学び、卒業後、西陣織の「爪掻本綴織(つめかきほんつづれおり)」職人として手織一筋に努めております。
爪掻本つづれ織は、やすりでギザギザに整えた爪先で、模様となる緯糸(よこいと)を掻き寄せて織り込む技法です。
図案をもとに、美しく染まった絹糸を選び、緯糸を撚り合わせることで混色の杢糸(もくいと)を作り、一越一越を緻密に織り上げます。
絹糸のしなやかさと金糸の煌びやかさを駆使し、つづれ独特の風合いを生かして、絵画的表現の向上に日々精進してまいります。
<略歴>
1995年 大阪芸術大学芸術学部美術科卒業
つづれ織メーカー入社(爪掻本綴織の修練を始める)
1998年 本綴織秀作展 京都府知事賞 受賞
2008年 伝統工芸士(西陣織、製織部門)認定
2011年 京もの認定工芸士(西陣織)認定
2019年 日本伝統工芸士作品展 紫波町長賞
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