​京扇子（上絵部門箔押し）/米原康人

100年近く、4代にわたり京扇子の箔押しを専門に行ってきた工房で、扇子の箔押しという仕事が担ってきた伝統が現代社会にどの様な価値を提供出来るのか考えながらモノづくりをおこなっています。 　

代表作、金彩扇子　箔図シリーズは日本在住の外国人によって選ばれたおもてなし精神にあふれる商品としてOMOTENASHI Selection2022に選ばれました。

 日本を代表するラグジュアリー表現である箔押しは、豪華絢爛な表現と、日本人が美しいと考えてきた「詫び寂び」「もののあはれ」「幽玄」などと言い表される情緒的な表現を可視化する手段としてその意匠や技術を現代まで受け継いでいます。

 また、テクノロジーの発達や新たな素材を受け入れ組み合わせることで箔加飾を施したホームウエア、建材、アートワークなど現代のニーズに寄り添った商材も扱うことで日本の美徳を後世に伝える事を目指しています。