西陣織の白生地織元、夏着物(紋紗)を中心に、友禅や地紋のデザインなどを手がける佐藤稚子さんの黒留袖です。
佐藤稚子(さとう わかこ) https://www.instagram.com/sato_orimono/
今月9月23日(木)~26日(日)に京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリーにて開催する展示会では、佐藤さんはピーターラビット™の帯を出品予定です。また、あらためてご紹介したいと思います。
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☆作品&職人紹介☆
御簾に鷹(みすにたか)
以前修業した友禅工房が、主に男児用のお宮参り・七五三用の着物を専門としていたこともあり、鷹の手描友禅の表現を一子相伝で学びました。特に羽根の友禅は技が詰まっており、この鷹の柄を、女性用の着物に取り入れてみたいとの思いで黒留袖にしたのが本品です。
この着物は、自社「佐藤織物㈱」で織った夏着物の紋紗の生地を使っており、その透け感を活かし、御簾の奥に松が透けて見えて、手前に鷹が居ることを表現しています。私は下絵、友禅、柄場の引染めを手掛けています。
佐藤稚子
友禅の匠・田村英司氏のもとで友禅技法を習得後、下絵、配色、挿友禅、引き染めなど友禅染めの主な工程を一人で行ってきましたが、縁あって白生地織元の佐藤織物㈱の当主と結婚。染め匠部門を立ち上げ、お取引先のニーズに合った商品のプロデュースや、商品作りを中心に携わりながら、友禅のみならず、地紋のデザイン等も手掛けております。
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