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京もの認定工芸士会「響」第二回工芸展参加メンバー紹介 真下彰宏さん

更新日:2021年9月28日

本日は、古典的な竹垣はもちろん、新しい竹垣を作ることにも挑戦している、竹垣職人・真下彰宏さん(長岡銘竹㈱)の竹垣を3つご紹介します。

真下彰宏(長岡銘竹㈱) https://nagaokameichiku.com/

京もの認定工芸士会「響」では、今月9月23日(木)~26日(日)に京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリーにて展示会を開催するのですが、真下さんは3枚目の袖垣(そでがき)の #京銘竹 バージョンを出品予定。

一般的な袖垣は外で使われますが、出品作品はインテリアや店舗など屋内でも使用できるサイズ、かつ贅沢な一品になっているとのこと。こちらも、またあらためてご紹介したいと思います。

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☆作品&職人紹介☆

勝龍寺垣(しょうりゅうじがき)

1枚目の竹垣は、立命館高校デザイン専攻コースと #なかの邸 長岡銘竹㈱の産学連携で製作したもので、竹垣の中では最も一般的な#建仁寺垣 を応用し、押さえ竹を完全オリジナルのデザインで制作されました。古典的でありながらモダンな意匠で作られたこの竹垣は、長岡京市の勝龍寺から名前を頂戴して、『勝龍寺垣(しょうりゅうじがき)』と命名されたそうです。

竹枝穂垣 (たけえだほがき)

2枚目の竹垣は、上質な竹の枝を縦に丁寧に並べた繊細な竹垣で、竹垣の中でも、特に上品な風合いが人気だとか。竹枝穂垣とひとくちにいっても、「片枝落とし」や「節揃え」など、豊富なバリエーションがあるそうです。

袖垣(そでがき)

玄関脇などの目隠しに使われる竹垣を袖垣といいます。袖垣は小ぶりなものが多く、竹の種類を選んだり、形も写真のように弧を描いたようなものだったり、四角いものだったり、形もさまざまなものがあります。

真下彰宏

1977年横浜生まれ。5歳の頃に京都府長岡京市へ移り住み「竹」と身近に育つ。京都伝統工芸専門校で竹工芸を学び、卒業後1998年に長岡銘竹株式会社に入社。入社以来、師である三島一郎(京の名工)に師事し、竹垣製作に従事する。主な仕事に、桂離宮、京都迎賓館、平安神宮、松花堂庭園など。近年はアメリカやイタリアで竹垣製作や実演をするなど、海外でも竹工芸の普及を目指している。




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