本日は、古典的な竹垣はもちろん、新しい竹垣を作ることにも挑戦している、竹垣職人・真下彰宏さん(長岡銘竹㈱)の竹垣を3つご紹介します。
真下彰宏(長岡銘竹㈱) https://nagaokameichiku.com/
京もの認定工芸士会「響」では、今月9月23日(木)~26日(日)に京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリーにて展示会を開催するのですが、真下さんは3枚目の袖垣(そでがき)の #京銘竹 バージョンを出品予定。
一般的な袖垣は外で使われますが、出品作品はインテリアや店舗など屋内でも使用できるサイズ、かつ贅沢な一品になっているとのこと。こちらも、またあらためてご紹介したいと思います。
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☆作品&職人紹介☆
勝龍寺垣(しょうりゅうじがき)
1枚目の竹垣は、立命館高校デザイン専攻コースと #なかの邸 長岡銘竹㈱の産学連携で製作したもので、竹垣の中では最も一般的な#建仁寺垣 を応用し、押さえ竹を完全オリジナルのデザインで制作されました。古典的でありながらモダンな意匠で作られたこの竹垣は、長岡京市の勝龍寺から名前を頂戴して、『勝龍寺垣(しょうりゅうじがき)』と命名されたそうです。
竹枝穂垣 (たけえだほがき)
2枚目の竹垣は、上質な竹の枝を縦に丁寧に並べた繊細な竹垣で、竹垣の中でも、特に上品な風合いが人気だとか。竹枝穂垣とひとくちにいっても、「片枝落とし」や「節揃え」など、豊富なバリエーションがあるそうです。
袖垣(そでがき)
玄関脇などの目隠しに使われる竹垣を袖垣といいます。袖垣は小ぶりなものが多く、竹の種類を選んだり、形も写真のように弧を描いたようなものだったり、四角いものだったり、形もさまざまなものがあります。
真下彰宏
1977年横浜生まれ。5歳の頃に京都府長岡京市へ移り住み「竹」と身近に育つ。京都伝統工芸専門校で竹工芸を学び、卒業後1998年に長岡銘竹株式会社に入社。入社以来、師である三島一郎(京の名工)に師事し、竹垣製作に従事する。主な仕事に、桂離宮、京都迎賓館、平安神宮、松花堂庭園など。近年はアメリカやイタリアで竹垣製作や実演をするなど、海外でも竹工芸の普及を目指している。
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