着物、陶器、漆器、扇子など、工芸品は分業体制で生産してきたヒストリーがありますが、京友禅もそのひとつ。
友禅の着物は描かれた絵や文様に目がいきがちですが、出来上がるには、いくつもの工程があり、着物の地の色を染める職人もいます。(もともとは白生地なので、絵や文様以外の部分も染められています。)
本日の写真は、絹の白生地を一定に染める「引染(ひきぞめ)」、濃い色から薄い色へとグラデーションを表現する「ぼかし染め」の職人・古橋敏史さんが風呂敷を制作したときのもの。
古橋敏史(古橋染工) https://www.instagram.com/kyotohikizomeya/
ふだんは、着物の生地を染めるのがほとんでですが、響の展示会では「ぼかし染め」をメインにしたものづくりを行い、展示しています。
今月9月23日(木)~26日(日)に開催される展示会(京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリー)では、紬の2Wayバッグを出品予定です。また、あらためてご紹介できればと思います。
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☆職人紹介☆
古橋敏史
1976年 京都市生まれ 2003年 家業である古橋染工に入社 2015年 京もの認定工芸士(京友禅)認定
制作写真の風呂敷では「遠山ぼかし」を用いてぼかし染めを行っていますが、巻ぼかし、柄ぼかしなど、古橋染工ではどのぼかし染めにも対応しています。
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