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京もの認定工芸士会「響」第二回工芸展参加メンバー紹介 關 敬介さん

更新日:2021年9月28日

本日の作品は、京都で学び、三重で活動している蒔絵師・關(せき)敬介さんの蒔絵グラスです。

關 敬介(せき けいすけ) https://www.instagram.com/kedamaya.makie/

蒔絵(まきえ)というのは、漆(うるし)工芸の代表的な加飾技法のひとつで、昔は接着剤としても使われた漆で絵や文様を描き、漆がかたまらないうちに金紛や銀紛などの金属粉をまいて、漆に付着させる装飾を #蒔絵 といいます。

蒔絵というと、一般的には華麗な紋様や絵が描かれることが多いので、本作は「これが、蒔絵!?」と驚いた方もいらっしゃるかもしれませんが、これも蒔絵の技法を用いられているそうです!(本作の蒔絵については、下の作品紹介をご覧ください!)

今月9月23日(木)~26日(日)に開催する展示会(京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリー)でも、關さんも、本作と同じ技術を用いた作品を展示予定とのこと。ぜひ、またご紹介したいと思います。

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☆作品&職人紹介☆

蒔絵グラス「烈」

銀の研ぎ出し磨き蒔絵に針描きで模様を入れ、銀の蒔絵をガラスコップに施しました。針で蒔絵部分を削り模様を作り、銀部分は黒漆で固め、削った線は朱漆で埋め、模様を出す。漆器、蒔絵は綺麗なイメージをもたれていますが、あえて無骨な感じに仕上げてあります。

關 敬介(せき けいすけ)

1997年 京都伝統工芸専門学校(現京都伝統工芸大学校)入学 1999年 京都伝統工芸専門学校(現京都伝統工芸大学校)卒業、同年下出蒔絵司所に就職 2007年 独立、実家の關仏壇製作所に就職、現在にいたる。




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