宮中や全国各地の寺社で使われている御簾(みす)は、黄色に染めた竹ひご、その一本一本を組み編みする絹糸、縦横のふちに使われる裂(きれ)、房飾りなどでできています。
本日の写真は、京都で御簾づくりを八代に渡ってつくり続けてきた「みす平」の後継ぎ・前田平志朗さんの制作風景です。
前田平志朗(京都みす平) https://www.instagram.com/kyoto_misuhei
「みす平」では、一般的な御簾から、神社の御本殿や御扉など、特別な場所に使用する「八重編み」や「亀甲編み」など、全国でも数少ない技術を用いて翠簾の製作を行っており、今月9月23日(木)~26日(日)に開催される展示会(京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリー)では、なかなか普段は見られない亀甲編みの御簾を出品されます。また、あらためてご紹介できればと思います。
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☆職人紹介☆
前田平志朗
1992年 京都市生まれ 2011年 家業である「みす平」八代目の父に師事 2019年 京もの認定工芸士(京の神祇装束調度品)認定
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