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京もの認定工芸士会「響」第二回工芸展出品作品紹介 中尾友美さん

指の爪をギザギザに削りそれを道具として織りあげる西陣爪掻本綴織。 緯糸(よこいと)を緩く入れて経糸(たていと)を隠すように織ることで絵画的な表現ができるそうです。 ひとつのものを織り上げるのに、とてつもない時間がかかる‥ そんな技術で作られた作品が「伏見稲荷大社」中尾友美さんの作品です。 こちらの作品は、IGTV「展示会3日目の作品紹介」の 38'43"あたりからご本人自ら登場し、解説や見所をお話しています。ぜひご覧ください。 響インスタグラム「IGTV」 https://www.instagram.com/kyomonohibiki/channel/ ・・・・・━━━━━━━━━━━・・・・・ 伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ) 西陣爪掻本綴織は、西陣織の中で最も歴史のある織物の一つで、格式のある織技法です。紋組織を使わずに職人が図案を見ながら、一越一越(ひとこし)、爪で緯糸(よこいと)を掻きよせて緻密に織り上げます。 伏見稲荷大社は、全国の稲荷社の総本山で、6世紀頃に京都に入植した秦氏(はたし)の産土神社(うぶすなじんじゃ)です。秦氏は養蚕(ようさん)や機織(はたおり)の技法を伝え、西陣織の源流ともいえます。西陣織に深いゆかりのある大社の楼門が、朝日で輝くさまを、美しく精緻に織り上げました。 中尾友美 1995年 大阪芸術大学美術部美術科卒業      つづれ織メーカー入社 1998年 本綴織秀作展 京都府知事賞等 受賞 2008年 伝統工芸士(西陣織、製織部門)認定 2011年 京もの認定工芸士(西陣織)認定 2015年 日本伝統工芸士展 東武百貨店青年奨励賞

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