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京もの認定工芸士会「響」第二回工芸展出品作品紹介 平居幹夫さん

西陣織というと帯をイメージしますが、お坊さんのための袈裟を織っておられる平居幹央さん。 展示会初日の午後からの配信では工房から技術の説明などしてくださいました。 MKタクシー(https://www.instagram.com/mktaxi.jp/)@mktaxi.jp さんのIGTV 「西陣織・織匠平居 / MK TAXI LIVE in KYOTO」 https://www.instagram.com/tv/CUOpfSdFv_y/ でご覧いただけます。

平居さん曰く、一般の方が見たり触れたりすることが少なく、西陣織の方でも知らない方が多いという手織りの法衣金襴。展示会ではその技術を使った作品「手織本金箔通遠山」を出品。 こちらの作品は、IGTV「展示会3日目の作品紹介」の 45'40"あたりからご本人自ら登場し、解説や見所をお話しています。ぜひご覧ください。 響インスタグラム「IGTV」 https://www.instagram.com/kyomonohibiki/channel/ ・・・・・━━━━━━━━━━━・・・・・ 手織本金箔通遠山(ておりほんきんばくとおりとおやま) 経(たて)糸、緯(よこ)糸ともに正絹を使用し、緯糸には本金箔を織り込みました。また、山の図柄には、本金箔以外に7色の正絹を使うことで表情をつけています。使用した本金箔は、1寸(約3㎝)間に100本になるように裁断したもので、西陣織伝統の「引き箔」という技法で1本ずつ織り込んでいます。手間は掛かりますが、織り上がった裂は金の上品な色と輝きがあり、7色の緯糸も本金箔を邪魔することのない飽きのこない落ち着いた法衣独特の配色です。小柄な模様ですので、いろいろな用途に使用していただける裂です。

平居幹央 1969年 京都市生まれ 1992年 平居機業店(現・(有)織匠平居)入社 2007年 京の若手職人総合技術コンクール優秀賞受賞京もの認定工芸士(西陣織)認定 2008年 伝統工芸士(西陣織)認定 2012年 未来の名匠(西陣織)認定




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