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京もの認定工芸士会「響」第二回工芸展出品作品紹介 河合祥子さん

先日アップしました、展示会ライブ動画のカバー写真でもちらと写っていますが、本日は京印章・河合祥子さん(河政印房)の作品をご紹介します。

河合祥子(河政印房) https://www.kawamasa-inbou.com/

印章(はんこ)といえば、木材や石材など、さまざまな素材がありますが、先日展示会で出品されたこちらの素材はゴムです。判を押したときにうつるものではないですが、彫り跡も美しい作品でした。

ちなみに、印章には、木口彫刻、石の篆刻、ゴム印彫刻、消しゴムはんこ、とありますが、すべて彫り方が違うのだそう(すべて彫れる彫刻士は日本でも少ないそうです!)。

先日のインスタライブでは、ご主人の河合良彦さんが、それぞれに使う道具をお見せしていたり、彫り方も放されていました。IGTV 「展示会3日目の作品紹介」 44'05" あたりから見られますので、ぜひご覧ください。

響インスタグラム「IGTV」 https://www.instagram.com/kyomonohibiki/channel/

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永受嘉福(えいじゅかふく)

「永受嘉福」とは長く幸せを授かるという意味で、書体は小篆(しょうてん)という篆書体(てんしょたい)、図柄は縁起が良いとされる金魚を描きました。 手彫りゴム印は切り回しと浚え(さらえ)という技法を用います。手彫りのゴム印は、今では殆ど見られなくなっていますが、京都では陶器の絵付けなど伝統工芸の分野でも使われることが多いです。 手彫りゴム印を次代に伝えていく為にも昨年国家技能検定を受け、ゴム印彫刻の一級技能士を取得しました。

河合祥子

中学卒業後、日本歌劇学校入学、その2年後、OSK日本歌劇団入団 2015年 京もの認定工芸士(京印章)認定 2016年 一級印章彫刻技能士取得(木口) 2017年 三人天「奏」開催 2018年 フランス・パリにて実演・ワークショップ開催 2019年 京都市伝統産業 「未来の名匠』認定 2020年 一級印章彫刻技能士取得(ゴム印)、大阪技能競技大会 大阪府職業能力開発協会会長賞




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