ふだんは京都で受け継がれてきた竹編みの技術を用いて、竹バッグを製作している細川秀章さん(竹工房喜節)@takekobokisetsu ですが、先日の展示会では、波網代(なみあじろ)という編み方でつくられた箱を出品しました。(箱の表面が波を打ったような模様になっているのがわかりますでしょうか?)
こちらの作品は、IGTV「展示会4日目の作品紹介」の 29'20" あたりからご本人自ら登場し、解説や見所をお話しています。ぜひご覧ください。
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波網代編飾筥(なみあじろあみかざりはこ)
網代編みは、竹ヒゴを隙間なく並べる編み方をいい、この飾り筥では、数種類の幅のヒゴを特定のパターンで並べた波網代編みを用いています。
箱の身と蓋を同じ大きさに編み上げること、また、身と蓋の枠を同じ大きさの長方形に火曲げ加工し、「合わせ蓋」として仕上げることは非常に高度な技術が求められ、出来の良し悪しも一目瞭然になることから、竹籠作りではあまり取り組まれることのない箱の形になります。
細川秀章
1974年生まれ。2005年より京都伝統工芸大学校にて二年間、竹工芸の技術を学ぶ。2011年に竹籠バッグの製作を中心とした「竹工房 喜節」を開設。2018年の全国伝統的工芸品公募展にて「網代編セカンドバッグ」が内閣総理大臣賞を受賞。
竹工房喜節HP https://takekobokisetsu.com/
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