仏壇仏具の数ある工程の一つ「金箔押」をされている藤澤のりふみ(https://www.instagram.com/kyokinpakutokowaka )さんの作品です。 金箔押とは塗り師によって塗られた箔下漆の上から「生漆(きうるし)」を使って金箔を押す(京都では金箔を「貼る」ことを「押す」と言います)専門職人です。
箔押しには「塗り」「荒拭き」「拭き上げ」「箔押し」「払い」「仕上げ」の工程があり金箔を貼るタイミング「箔押し加減」をとりながら押していきます。 金箔押は湿度や気温で硬化する生漆の特徴を考えながら塗り拭きしていくことが最も難しい技術と言われています。
こちらの作品はIGTV「展示会4日目の作品紹介」の19,24;あたりからご本人自ら登場し、解説や見どころをしています。ぜひご覧ください。
響インスタグラム「IGTV」 https://www.instagram.com/kyomonohibiki/channel/ ・・・_________________________・・・・・
木彫漆箔(しっぱく)一木彫欄間 「唐獅子と牡丹」 ��� この作品は、仏壇の上部分に取り付けられている「欄間(らんま)」 というパーツです。「唐獅子」と「牡丹」の組み合わせは、仏壇仏具 の木彫刻に使われる最もポピュラーな組み合わせのひとつで、「あな たの依り所は何ですか?あなたが安心して身を寄せられる安住の地 は、どこに在りますか?」というメッセージが込められています。本 作は、漆塗り師が塗った箔下漆の上に、箔押し士の私が、生漆を塗っ て箔を押す「漆箔(しっぱく)技法」という仏壇仏具の世界では長く継承 された技法で箔押しを施しています。
 1975年 京都市生まれ 1998年 京都伝統工芸専門校 京仏具箔押コース卒業 同年金箔押師岡本正治氏に師事 2015年 京金箔押常若として独立 京もの認定工芸士(京仏具)認定
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